パーセントはいつから使われた?
20%引き、得票率51%、金利3.5%。性質の違う数字でも、100を基準にすれば大きさをすぐ比べられます。パーセントが長く使われてきた理由です。
先に答えると
100を基準に割合を示す習慣は古代からありましたが、パーセントが商業計算の共通表現になったのは中世末から近世のヨーロッパです。イタリア語のper cento(100ごと)からpercentが生まれ、%記号はそれを省略して書く過程で定着しました。
なぜ100を基準にするの?
100は半分、4分の1、10分の1といった身近な割合を50、25、10のような整数で表しやすい数です。全体を100個の升に分ければ、1%はその一つ。分母の違う3/5と7/10も60%と70%に直せば、どちらが大きいか一目でわかります。
パーセントはどこで広く使われ始めた?
税、利子、手数料を計算する商人にとって、割合は毎日の仕事でした。取引ごとに違う分数を使うより、100を共通の基準にすれば帳簿を比べやすくなります。印刷された商業算術書が広まると、その計算法と表現も一緒に普及しました。
%記号は最初から今の形だった?
初めはper centoをそのまま書くか、省略形を使いました。手書きと印刷を重ねるうちに略号が変形し、上下の小さな円と斜線からなる現在の記号になりました。形以上に大切なのは、「100分のいくつ」という意味が一貫して残ったことです。
パーセントとポイントをなぜ区別する?
金利が2%から3%になれば、1パーセントポイントの上昇です。元の値と比べた増加率は50%。ニュースや報告書で二つを混同すると、変化が実際より大きくも小さくも聞こえます。計算では、何を基準にした数字かを先に確認しましょう。
出典
- Percentage(パーセンテージ) — Encyclopaedia Britannica
- Percent(パーセント) — Merriam-Webster Dictionary
- 演算記号の最初の用例 — MacTutor History of Mathematics, University of St Andrews